2013年12月17日

リケジョレポート・清水智子さん(その2)

お待たせいたしました〜〜。
通常の記事より、皆様の iine.jpg が多く、
このテーマは皆様の興味関心度が高いことを再認識いたします

では、さっそく続きです

研究(仕事)を続けることがマストな清水さんがキャリアプランとライフプランを
どのようなプロセスで実践していったかに興味があったので、
子どもを産むきっかけはありましたか?の質問をしてみました。

帰国後、和光にある独立行政法人へ協力研究員(ポスドク)として勤務されました。
国際学会で清水さんの発表を聴いた、超一流の女性研究者から声をかけられたことがご縁だったそうです。
こちらの先生は、第一人者としてのキャリアも築き、2人のお子さんも育てた先生。
頼もしく、尊敬できるBOSSの下、研究者としての清水さんのキャリアがスタートします
日々研究に専念する中で、先生から、ある飲み会の席で
「私のところで働いている間に子供を産みなさい、サポートするから」という
力強い一言を戴いたのをきっかけに、子供を産むことに決めた清水さん。
ちょうど同時期に大学時代の友人も妊娠したことも判明。
友人とも助け合いながらの妊娠生活はとても心強かったとのことです。

社会人になって初めての上司が理解も器もある方で幸運だったと仰っていましたが
上司に信頼される清水さんの「研究(仕事)への真摯な姿勢」が認められているからこそだとは
話を聴いていて実感いたしました。

ご家族、上司(先生)、同僚、インターン学生と周囲からの理解、協力を得ながら、
研究(仕事)を続け、2012年3月に任期満了で退職。
同年4月から現在の職場である独立行政法人でのポジションを得たそうです。

現職場では、研究者600名に対して、うち女性は30名、
機運として女性研究者を増やそうという国の意図ともマッチし
「ちょうど女性に良い風が吹いている時期だった」と清水さんは語ります。 

まるで運良く、先に恵まれた環境があったのかのように
お話ししてくださいましたが、ここ、とても重要だと思うのですが、
先に存在したのは、清水さんの仕事(研究)に対するブレない
一生研究をつづける、という想いとスタンス
環境とか、周りの協力は、その想いとスタンスによる
清水さんの行動引き寄せているのだなと思うのです。

今後 女性がさらに活躍するために、
本人には、
 「自分がちゃんと仕事をしようと思って行動していれば、必ず周りは分かってくれる」
という心強いメッセージを頂戴し、

組織で女性が働きやすい環境を作るには、
「女性だけが時間短縮勤務や保育園へのお迎えのために 
 早退出来る環境をつくっても組織も家庭も負担感が減らない」
男性社員にも率先して育児に参加するよう、
 40代、50代、60代の上司が働きかける必要がある
 という提言をいただきました。

 くしくも、つい最近出ていた「PRESIDENT ONLINE」の記事が日本の現状。 
「自分の娘が仕事と育児を頑張っているのに、婿は仕事だけで飲み会にも毎週参加している状況を想像してもらえれば、おじいちゃん達もそれはイカンと気づいてくれるのでは?」 
と清水さんならでの視点で語ってくださいました

最後に、今後のご自身のキャリアのステップアップについても伺いました。
さすが、数年先の自分は、こうありたい!ということが明確です。

具体的には、
米国での博士時代から「40歳くらいまでに自分がリーダーになる
※リーダーとは「PI: プリンシパルインディケーター(研究室主催者)」のことだそう。
また「世界で私が一番!」の研究テーマを確立することが目標ということでした。

そのためには、出産後も毎年1回は必ず国際会議に行くことを実践されているそうです。
これは、何かの本で元BOSSとはまた別の一流の女性研究者の方が
「子ども産んでも研究者として大事なこと」というこでを書かれていたことを、
そのまま素直に実践しているとのことなのです。

ここもポイントだなと思いました。まさに
ロールモデルは、同じ組織だけに存在するものでもないですね。

元BOSSからは、
「女性研究者が目指すポジションを得るには、男性よりずば抜けてできないとダメ。
『デカい仕事』をして、大きな成果を出しなさい。国際的に認められる成果を出して、
すごいと思われる学者になりなさい」というメッセージを聴かされていたとのこと。
「まったくもってその通りだな」と、今も研究(仕事)をするときの指針の一つにされているようです。

 また、研究だけではなく、アウトリーチ活動も楽しいとおっしゃる清水さん。
宇宙飛行士に憧れていた頃、同じ埼玉県出身の宇宙飛行士 若田光一さんにファンレターを出し、
丁寧な返事をもらったことがとても嬉しかったそうで、
ご自身も、子供や若者に対して、科学の楽しさを伝え、還元していきたいと想い
出張授業などの活動もされているようです。 

今後も清水さんの活動に注目です!
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長い長いインタビューに快く協力してくださった清水さん。
ありがとうございました。
posted by Yukiko at 13:02| ★リケジョ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月12日

リケジョレポート・清水智子さん(その1)

先日、弊社パートナーの齋藤稚亜子と共に、つくばへ行ってまいりました。

目的は、リケジョに特化したキャリア研修の開発のため
ぴかぴか(新しい)活躍するリケジョぴかぴか(新しい)に話を聴く、突撃取材です。

本日は某独立行政法人に勤務の清水智子さん

お仕事は、
1ナノサイエンス、1/10億メートルの世界の装置を作る。
2その装置を使って物質を見る研究をしている。

・・・わ、わからない私。

PCや携帯の新製品につながる新しいデバイスの開発や、
洗剤など、新しい酵素で効率のよい
触媒エネルギー問題、環境問題の解決につながる研究

と教えていただくと、ようやくイメージができました。

宇宙飛行士になりたかった清水さん。
慶応大学理工学部に入り、体格的に宇宙飛行士になるのは難しいと
宇宙にかかわれる半導体に興味を持った大学時代。
卒業後の進路は、「この人は一生、研究を続けるだろう」と教授から
熱い信頼を得て、カリフォルニア大学バークレー校へ。
物質科学工学の博士号を取得
留学中に結婚揺れるハートなぜ学生結婚なのかというと、
卒業と就活と引っ越しが全て重なると大変なので、卒業の前に結婚 
しかし、結婚当初1年は米国で、車で一時間の距離に住みながら、週末婚をしていたそう。

清水さんが学位を取るころに、ご主人もポスドクの任期が終わるので
「同時期に二人で一緒に暮らせるところで仕事をしよう」という目的を持って行動していたし
双方のご両親が気にしないということで、週末婚に抵抗は全くなかったとのこと。

一生、仕事を持つもの同士の結婚は
今後、最初は別居婚、週末婚は増えていくと思います。

期限が決まっていたり、周囲も「夫婦で決めること」と
見守って上げることが大切ですね。

清水さんが伝える「働く女性のパートナー選びで大切なこと」とは
年収や容姿ではなく【妻の仕事に理解をしてくれる人】

実際、清水さんのパートナーは
お母さまが専業主婦ではあるものの、自分の妻には「働いていて欲しい」と思うタイプだったそうで帰国子女でもあり、自分の周りでは、お互い働き協力し合って子育てをするカップルが多いからではないかということです。
育児は、子どもが「かわいいから」自然と積極的にやってくれる。
が、しかし・・・・家事は意識的に動機づけが必要⇒彼の得意をつくる。

得意をつくるということは、得意だと言って行動していることを認めるということ。

どういうことかというと、最初は役割分担だから家事についてはやるけど〜という感じから
やっていくうちに、自分は「皿洗いがうまい」「掃除も上手」と言い出すように。
実際、清水さん的には「え??・・・別にでしょ」というのが本音だったけれど
「自分のスケールで判断しない」
「本当だ!ありがとう♪」と感謝と承認を伝えることにより、
「僕が皿洗いやるよ」「掃除やるよ」と自発的に行動を・・・。そして、
「今では、本当に、私よりも掃除機かけ、食器洗い、洗濯干しが上手いんでするんるん
とのこと。素晴らしいですね!!

ご主人は東京大学で准教授というお仕事、同じ研究職なので、
いつ忙しいか、どんな時に気合を入れて残業するタイミングも分かってくれている
というところも「ラク」とのこと。ラクと楽しいがイコールなんだと実感します。

2014年トレンド予測に出ていた、ヨザル夫婦ってこういうことですよね。
さて、長くなってしまったので、今回はここでおしまい。

子どもを産む決心はその時の上司のこんな一言だった!
これからのステップアップビジョンは?

などなど内容盛りだくさん過ぎて、
すべてここで書かないつもりですが
ポイントはブログでご紹介させていただきます。

次回も、乞うご期待グッド(上向き矢印)
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posted by Yukiko at 18:34| ★リケジョ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする