2016年11月24日

わたしの「ふつう」とあなたの「ふつう」はちがう。それを、わたしたちの「ふつう」にしよう。

愛知県の人権推進室はこの季節になると毎年ポスターで人権啓発をされています。
今年は特にダイバーシティの組織開発にも通じるものばかりで感動しました。

手法が全て「ダメ!絶対!的なメッセージではなく
「なるほど、そのスタンスの方がいいなと思えるもので
読んでいて、スっと心に入り、残ると思います。

 みんなちがってみんないい.pdf.jpg
上記のメインポスター以外の6種は
愛知県民総務課人権推進室のHPで観ることが出来ます。
個別の課題(障がい者)
個別の課題(女性)
個別の課題(LGBTs)
個別の課題(シニア)
個別の課題(ネット)
個別の課題(外国人)

漫画家の大橋裕之さんは、愛知県蒲郡市出身の方だそうです。

相手の立場に立つとは視座が変わるということ、
視座が変われば、視点も変わり、視野が広がる。


日常の中で

自分の立ち位置のまま行うコミュニケーションではなく
相手矢印のコミュニケーションをするとは?
そして、それは、どのような効果があるのか?

…をイメージしやすくしてくれるポスター(マンガ)です。

コピーもいいですよね。

わたしの「ふつう」とあなたの「ふつう」はちがう。
→ここまではよくあるメッセージ
それを、わたしたちの「ふつう」にしよう。
→読んだ人に行動を促すメッセージが付加されているところが秀逸だと思います。

人に届くメッセージを書ける人話せる人の微妙な差はこういうところだなと
私もこのポスターでまた改めて学ばせていただきました。

皆様も、ぜひ、全種類確認してみてほしいです。



posted by Yukiko at 10:37| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月11日

ヒラリー・クリントン氏の Concession Speech を聴いて

昨日の大統領選の結果はショックでした。

女性活躍を推進する私としては、
高い高いガラスの天井がついに破られる歴史的瞬間が、
遠のき、次のチャンスはいつになるのかわからないという状態だからです。

しかし、選挙後、ヒラリー氏の「敗北宣言」は、異国の私にも非常に
力を与えてくれるスピーチでした。
まず、会見に入る姿勢、凛として笑顔。
服装も、赤の共和党、青の民主党、それぞれのカラーを合わせた
「紫×黒」のカラーをまとって「分断」ではなく「調和」を強く訴えていました。

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ニュースなどでも強調されていましたが、スピーチの最後は、
若者や女性に向けてのメッセージが力強く語られていましたね。

自分が負けたことによって、「ヒラリー氏でもダメならやっぱり女性には無理だ」とは
決して思って欲しくない、次につなげたいという意思を非常に強く感じました。

I've had successes and setbacks and sometimes painful ones. Many of you are at the beginning of your professional, public, and political careers − you will have successes and setbacks too.

This loss hurts, but please never stop believing that fighting for what's right is worth it.
It is, it is worth it.

ヒラリー氏の言う「痛み」とは、一体どんなものだったであろうか。
誰も切り拓いていない道を行くのは困難であることは想像に難くない。
舗装された道を歩くものが、そのことに敬意を払わず批判だけするのは美しくないと強く思う。

今回、敗北をしても尚、「自分が正しいと思う信念のために闘うことには意味がある。」
「意味があるのよ!」と力強く語るメッセージに私自身も鼓舞される思いです。

And so we need − we need you to keep up these fights now and for the rest of your lives. And to all the women, and especially the young women, who put their faith in this campaign and in me: I want you to know that nothing has made me prouder than to be your champion.

Now, I know we have still not shattered that highest and hardest glass ceiling, but someday someone will − and hopefully sooner than we might think right now.

And to all of the little girls who are watching this, never doubt that you are valuable and powerful and deserving of every chance and opportunity in the world to pursue and achieve your own dreams.

もっとも、高く、もっとも硬い ガラスの天井。
いつか破られる日は必ず来るのであるが、このバトン、次世代の女性たちは果たしてキャッチできたであろうか。

日本でも未だ存在する様々なガラスの天井を打ち破っていく活動を私も地道に続けていくことで
バトンの受け渡しの一助を担いたいと思った次第です。

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少女たちに、若い女性たちに

「自分には価値があること」
「パワーがあること」
「世界中に夢を追い求め、実現させるチャンスを得ている存在であること」

・・・を(知ってほしい。理解してほしい)
そして、それを決して「疑わないで…」という、この気持ち。心。
読んでいて本当に泣けてきました。

And I still believe as deeply as I ever have that if we stand together and work together with respect for our differences, strength in our convictions and love for this nation, our best days are still ahead of us.

ここもダイバーシティ的なメッセージで
強い信念と国を愛する力を持ち、違いを尊重し共に行動することが
未来につながるとイメージさせてくれました。

Because, you know − you know, I believe we are stronger together and we will go forward together. And you should never, ever regret fighting for that. You know, scripture tells us, "Let us not grow weary in doing good, for in due season, we shall reap if we do not lose heart."
So my friends, let us have faith in each other, let us not grow weary, let us not lose heart, for there are more seasons to come. And there is more work to do.
I am incredibly honored and grateful to have had this chance to represent all of you in this consequential election.
May God bless you and may God bless the United States of America.

最後、聖書の引用もクリスチャンとしては響いてしまいます。

たゆまず、善き行いをつづけ、あきらめなければ、時が来て、祝福を刈り取ることが出来る。

私もそのためにやるべきこと、自分にできることをやろう!!という気になりました。


本当に学び深いスピーチです。 感謝です。



posted by Yukiko at 00:26| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月02日

紅と剣

2か月ブログ更新が出来ませんでした。。。
もう、2016年もあと2か月を切りましたね。

さて、今日は、2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公・井伊直虎についてです。
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戦国時代の女性に関する記述は少なく(系図を見ても「女」とかしか書かれていない事が多い)
勇ましい名前を持ち、中継ぎとはいえ城主となった直虎の人生は
「女性活躍」的にも興味深いということで、
先に小説で読んでみようと「紅と剣」読了

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その当時の一般的な「お姫様」といえば、
敵方に嫁がされたり、同盟国に嫁がされたり、
いわゆる【政略結婚】の大事な【ツール】として生きることが【ふつう】

しかし、許嫁の父(叔父)が家臣の讒言により自害、許嫁は国外逃亡。自身は出家。
父親は桶狭間の戦いで戦死。戻ってきた許嫁が家督を継ぐもまたもや家臣の讒言によって殺される。
曾祖父も戦死、頼りにしていた親戚も次々に亡くなり、幼い元許嫁の嫡子が成人するまで
中継ぎとして城主となり、戦国の世に国と民を守る・・・という数奇な人生を送った直虎。

小説の最後の直虎自身のセリフ

「嫁がず、産まず、異様に生きてなお、生とは意味のあるものなり」


深いなあとしみじみ思う。

現代の

「産んで、育てて、仕事で成果を出すことをせねば100点にあらず」

…という何者かの価値観をプレッシャー”を感じてしまう人も、


「何度でも、嫁いで、産んで、育て、繋ぐことが何よりも大事」

…という価値観の時代に
そうではない生き方”を全うした直虎の人生から出た言葉は
気づきやエールにもなるのではなかろうか。

自らも「生きる」ことを全うし、
他者が「生きる」ことをも全力で考え行動した人の言葉だからこそ響きます。

この小説が大河の原作ではないようですが、大河ドラマもしっかり観てみようと思いました。
朝ドラの「ごちそうさん」の脚本家の方が描くそうなので楽しみです。
posted by Yukiko at 18:11| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月04日

自分が決めた、ベイビーステップ&スモールステップのアクションは実践することに意義がある

あっという間に8月が過ぎ去り
夏休みもないまま、9月から年末にかけての怒涛の繁忙シーズンに突入です!

そんな怒涛の9月に行く前に、2週間前、2年前に携わった女性リーダーシップ開発プロジェクトの
メンバーによる、メンバーのための、自発的な振り返り会にお招きいただき、
ワークショップをご一緒させていただいた時のことをレポート。

1期生、2期生が集まり、近況や、研修で学んだことは?今も活かしていることは?
などなど、おいしいランチを挟みながら、皆さんが、今も尚、向き合っていること、
積み重ねていることetc・・・を共有させていただきました。

会の冒頭と終わりに、この時間を経て自分は何をするのか?
という問いを立て、ベイビーステップおよびスモールステップでアクションを決めました。

会社としてのプロジェクトは終わっても
メンバーが自ら「旗」を掲げて「ダイバーシティ推進」をやり続けていくために
仲間と学び続ける場を作る。素晴らしいと思いました。

30過ぎた大人が、今までやっていないことを「継続する」というのは
中々骨の折れることです。
ましてや、組織的なMustのミッションとは別に自らが継続するためには
自分の中の「志」がないと継続は不可能です。

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会の〆のメッセージで旗振り役のYさんから
ついつい、日常では「口」から「+」と「-」が出ている「吐く」状態になり
ネガティブなことを言ってしまうこともあるけど、
そこから「-」をとれば願いが「叶う」になる!ということで
ソリューションフォーカスやりフレームを意識し
「愚痴を言わない」ベイビーステップ実践します・・・!
という宣言が心に響きました(*^^*)

私のアクションはこの日のことをしっかりブログで書くということ。
お、遅くなってしまいましたが、アクションプランは自分との約束
守って、自分との信頼関係を強くして自信を持つ!

研修で言ってることはしっかり行動いたします。

先日ご参加の皆さんベイビーステップ、スモールアクション
実践中でしょうか?私もしっかり言葉を吟味して「伝える」役割
これからも実践しますよ〜〜〜!

年末進捗聞かせてくださいね♪
posted by Yukiko at 21:39| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月01日

初の“女性都知事”誕生!

8月に入りました!Woomaxは期も新たに日々精進です。

そして、昨日の都知事選挙によって、初の“女性都知事”が誕生し
世の中も様々な意味でますます多様化が進んできたことを実感いたします。

今回の投票率は東京都選挙管理委員会によると、59.73%
これは、一昨年の過去3番目に低かった前回の選挙投票率に比べて13.59ポイント高く
「特定の組織が、どこかの誰かが選ぶリーダーではなく
 個々の都民が ゛自責″で自分たちのリーダーを選ぶ」
…という意識が高まった結果といえるかも。

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緑のジャンヌ・ダルクと言われている小池さんですが、
前の二人の知事のように任期途中で辞めざるを得ないような、
歴史上のジャンヌ・ダルク同様の火あぶりに合わせるような結果に導かないよう
「公約、守ってくださいね」
…という他力なYouスタンスだけでなく

「どうやったら、共により良い都政が行えるか」
「自分もその実現のために何が出来るのか」
…を考える自力のIスタンスの視点を持つことがとても大事だなと実感します。

新しい都知事が決定したのですから、あとはソリューションフォーカスで
議会でも、個人間でも、より良い状態とは何かを
考え、伝え合い、理解し、行動することに尽きますね。
posted by Yukiko at 17:42| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月30日

24時間以内にあった自分が感謝したこと&感謝されたことは何ですか?

6月も終わり、2016年もあと半年。いよいよ7月ですね!

今回のブログのタイトルは、よく研修のアイスブレイクで
「24時間以内にあったHAPPYなこと」をシェアするのですが
それのアレンジバージョンです。

自己肯定感・自己効力感を高めるには様々なことに対して
真摯に感謝できるチカラも必要なんじゃないかな〜と思いはじめ、
今は、表題の問いをよく女性の若手の研修などのグループワークに使います。

すんなり出る人と考えても出ない人様々ですが、事前に感謝の意味合いのおさらいも必要です。
ここで言う感謝とは、「Lucky!神様ありがと
…みたいなニュアンスではなく、
「心から感謝しています(英語で言えばgratefulか)」と、
自分が思ったことはどんなことか
誰かから自分にそう言われたとしたら、その理由は何だったのか?

心からの感謝をしっかり自分の中に言語化していく
それを積算していくとエセではない自己肯定感と自己効力感が溜まっていくと思います。

一日の終わり、お風呂の湯船の中で、もしくはベッドの中で少し今日一日を振り返って
心からの感謝をしたことは誰にどんなことだったか
心からの感謝をされたのは誰から、どんな理由だったのか
イメージするだけでももしかしたら「世界」が変わってくるかもしれません。

果てさてそんな私が、24時間以内に心から感謝したこととは・・・

昨日、昨年末に「これからのキャリア」について相談を受けていた20歳年下の友人(女性)と会いました。
彼女は会った瞬間、真っ先に「思い通りの企業に転職が決まったんです!」と報告してくれたことです。
しかも、私の本「思い通りの人生に変わる女子のための仕事術を読んで・・・が理由の一つとはありがたい。
「148ページの4ステップで再度自分のビジョンと現状を確認して具体的な目標イメージが持てたので、会社側とも入社後のビジョンを共有できて良い形で内々定→内定→入社という運びとなりました!!、このこと、一番に竹之内さんに報告したかったんです!本当にありがとうございます♪」
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などと言ってもらえたので、本当にこころからの感謝です。

「ああ、本出版してよかったな〜」「出させてもらったことが本当にありがたいな」と
心からしみじみ思いました。

そして、同時に相手も私に「心からのありがとう」を言ってくれて、ワークした証拠の写真までメールでくれたので、本当に心から感謝してくれているからこその行動なんだな〜ということも感じました。

とすると、この「感謝すること」「感謝されたこと」の多くは、対になっているのではないかしら???
そんな問、仮説も生まれてきました。

皆さんの場合はいかがですか?

一日の振り返りに「心から感謝したこと」「感謝されたこと」「それはなぜ?」も含めて
ぜひ習慣にしてみてください

posted by Yukiko at 23:53| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月22日

逃げるは恥だが役に立つ

3年前にも取り上げましたが、今度ドラマ化もするそうで・・・
最近発売の最新7巻を読んだのですが、もはや今は主人公よりも
主人公の叔母、百合ちゃん(53歳・美人・×なし独身・経済的に自立した女性)
・・・が気になるっ。

「人生は勝ち負けではなく味わうもの」
「私は独身で子どももいないけど楽しく暮らしている」
「結婚しないと、子供がいないと不幸”っていう強迫観念から若い子を救ってあげたいなって・・・」


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これに限らず、多様性の時代になったとはいえ、一つのある価値観が社会で確立している場合
それと違う自分で在る”ということは時々しんどくなることが多い。

気持ちが基軸の女性脳は“在ること”を「認めてもらいたい」というよりは、
“在ること”に対して自分が「どう思っているか」「どう感じているのか」気持ちを「理解されたい」が故に、その“しんどさ”に拍車がかかるのではないかと思う。

このマンガの救いは、「そんなこと言わないで」という風見さん(20代・イケメン・クール・仕事出来る系)

後日「(そんなこと言わないで、とは)あれはどういう意味なの?」という百合ちゃんの問い。
自分の内面にアクセスしてコトではなく気持ちを言語化してくれる風見さん。
やはり、20代男性ならば成長プロセスに拠って
気持ちを交わすコミュニケーションご出来るのもリアルかも。

百合ちゃんは“社会に出れば7人どころじゃない敵を相手にしてきた世代”
社会で「自分の気持ち」を前面に出したらフルボッコされて今に至るから、気持ちを交わせる人が近くにいるのはなんか、安心するだろうなあ〜。


さて、実写化する時はどんなキャスティングになるのかなー。楽しみです。
posted by Yukiko at 09:47| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月20日

「主」体的に家事・育児をする「夫」が欲しいのだ!

メルマガの編集後記から飛んできてくださった方ありがとうございます。
長くなってしまったのでブログに書いております。
ブログだけ読んでいらっしゃる方にもわかるように以下書いております<(_ _)>

さて、先日、以下の内容の相談を受けました。

ウチの夫の悩みです。2歳のイヤイヤ期真っ盛りの娘がいます。
夫は違う会社ですが同じ業界、同じような年収で同じような職種・働き方です。
会社の仕事はできるようなのに、家庭の仕事はなぜ言われないと出来ないのでしょうか?
こちらが言ってから彼がやったことに対し感謝なんて無理です。
先生の言う「花を持たせて実を取ろう」なんてやってられません!
大体、言われてからやるって仕事じゃ許されないじゃないですか!
やることがわからないなら質問しますよね?しないって何なんですか!きぃ!


さて、ここで同じように私も同じことに「きぃ!」ってなってる!と共感した方には
ご自身で自己内対話で何に「きぃ!」なのか?を考えてみてほしいのです。

■夫が家事・育児をしないことで体力的にキツイのか
■夫が家事・育児に関して指示待ちで主体的に行動しないことがムカつくのか
■夫が家事・育児を1割もやっていないと私が感じているのに自分の基準だけで
自称「イクメン」を周囲に豪語するのがイラつくのか
■外ではフルタイムで責任ある仕事をしながら、家でも家事・育児を主体的にする
私の大変さを夫はまったく理解していないように感じるからなのか・・・

「それ全部!!」という方も「その中でもどれが一番か?」を考えてみてください。

あ、私は一番これが「きぃ!」なんだ・・・と自分が自分の気持ちを理解しただけで、
少し心のコップの水が空き自分で「どうしたら良いかな?」を考えられる余裕が出てきます。
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そんなことで?と思われるかもしれませんが、まずはちょっとやってみてください。

さて、今、なんだか俺の奥さんも「きぃ!」となっているかも・・・と心当たりのある方は
妻に「自己内対話しろよ」というのではなく、夫婦の対話で上記のように気持ちの整理がつくよう
「質問」してあげてください。
『何があなたの中で「きぃ!」なのか?を僕も理解したいんだ』
興味を持つスタンスで・・・です。

悩みを言われていきなり自分の中での仮説から「こうすればいいだろ」と解決することをするのではなく、相手の気持ちを<理解>してから解決の提案をする

問う人の“質”が“問”われる質問、これからの組織の多様性理解には欠かせません。
お互いに工夫して、実践してみてくださいませ。

ま、本当は1週間でも最短3日でも連続して父親が育休を取得し、母はその間フルタイム勤務で
父親が家事・育児を全て主体的に運営してみることが<仕事の全体像や気持ちの理解>をするのに手っ取り早いとは思いますが・・・
posted by Yukiko at 13:00| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月14日

毎日新聞 夕刊 特集ワイド「女性活躍」

明日、毎日新聞夕刊の特集ワイドのコーナーが女性活躍ということで、
日立製作所 人財統括本部人事勤労本部長兼ダイバーシティ推進センタ長 迫田雷蔵氏
資生堂 人事部 人事部長 本多由紀氏
と共に座談会形式の取材を受けさせていただきました。

女性活躍推進法が4月より施行されましたが、
10年以上前から着実に取り組んでいる2社としては
「通常」のこと。特に推進法がらみであらたに何かをするということではなく
今まで通り中長期的にしっかり取り組んでいくというお話の中で印象に残ったのは

日立製作所は2012年に「ダイバーシティ For NEXT 100」を開始
「2020年までに女性管理職を1000人に」というキャッチーな目標が
ニュースになったが、目標の表現を「8%」ではなく「1000人」にしたのは
もちろん30%云々言われている中、見栄えが良くないという考え方もあるが
『あくまでも管理職は「人」である。「個人」に目を向けない施策の立案をしない』
という話を聴いて、目標一つ、その背景を伺うことにより、その企業の姿勢が見えるなあと感慨深く思いました。

資生堂の本多氏は私と同じ年で中学生と5歳の子どもがいる2児の母。
未就学児の母親であっても部長ということが「ウリ」であると笑顔で語る素敵な女性です。
資生堂問題、少し前にニュースで取りざたされましたが、
女性活躍推進も段階があるということをまず知る必要があるよな〜と思います。

第1フェーズ
出産・育児で働き続けることが出来ない人がまだまだ多い。
制度を整える必要がある状態
第2フェーズ
つくった制度を誰もがしっかり使えるよう、さらなる拡充や運用の浸透ができ
出産・育児が理由で辞める人材がいなくなり、基盤が整った状態
第3フェーズ
『制約が出来たら制度を「利用」し、働き続ける』から、
『制約があっても制度を「活用」しキャリアアップできる』状態。

第1フェーズの会社で働く人が見たら第3フェーズの施策に対しネガティブな反応になるのかな・・・と。

女性活躍推進法の施行で各企業のHPに課題や取組、目標が出ています。
自分たちの会社のフェーズを見極め、同じフェーズの企業は何から始めているのか?
少し先を行く企業はどんなプロセスを経てそこに至っているのか。何をアクションしているのか。

今後は、毎年更新されていく活動プロセスをしっかり研究していくことが
これから更に大切になっていくと思います。

さて、昨日(名古屋)に続いて、本日(大阪)は第3フェーズのメガバンク様で「育休前研修」です。
昨日、ダイバーシティ推進室の方にリクルート社が今年の2月にリリースした
妊娠/出産から職場復帰まで応援するアプリ "カムバ!”」を教えてもらいました。
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妊娠周期に合わせて「やること」アドバイスが
「身体について」だけでなく「職場について」もあり
自分やパートナーが妊娠したら、すぐダウンロードしましょう!って思うスグレモノですね。

ちなみに、上司も一緒にダウンロードしたらいいと思います。
部下から妊娠報告受けたらこのアプリ、ダウンロードして設定すると
「ああ、部下はこんな状態なんだな」ということがつぶさにわかりますよ。

私もダウンロードしちゃった。
今どきの両立、バーチャル体験してみます。( *´艸`)

では、いまから、大阪に向かいます!!青空がきれい!
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posted by Yukiko at 11:54| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月30日

日経ビジネス課長塾「女性部下の実力を引き出す上司のマネジメント講座」にも登壇いたします(#^.^#)

先週末は、日経ビジネス課長塾®の女性リーダー塾第2期が無事終了。
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男性脳・女性脳の違いのところでいつも伝えている
「男性には(行動)承認、女性には(気持ち)理解」
この話のあとのグループディスカッションで

「行動を認めることを意識したいと思うのですがそれって難しいですよね。
私が見ていないところの行動を部下がどう頑張ってるかなんてわからないから・・・。」

という意見が出てきました。

私が「“行動”は見える化しているはずだよ。見えないところでの“頑張り”は“気持ち”じゃない?」
というと「やだ、そうですね!!」とこの表情。

この女性リーダー自身が、普段、見える化していないところで孤軍奮闘しているからこそ
他者の、そうした部分を自分はしっかり見ていきたいという“気持ちを痛感した一言でした。

自分が行動(結果)にフォーカスしているか、気持ち(プロセス)にフォーカスしているのか
しっかりと意識、理解していくことがセルフマネジメントにもつながります。

そして、男性脳・女性脳の単元を聴いた後、グループディスカッションで必ず出るのが
これって上司にも聴いてほしいよね」というコメントです。

12月9日に、同じく課長塾®で管理職向けの公開講座が開催されます。
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女性部下の実力を引き出す上司のマネジメント講座
       【新・リーダー術編】【女性理解編】【女性戦力化編】

こちらでもお話しさせていただくので、ぜひこれを読んでる上司の皆様もご参加ください。

防衛省でも毎年「女性リーダー育成研修」を担当させていただいておりますが、同じように「上司にも聴いてほしい」というお声が高く、2015年度は様々な階層の管理職研修で一コマいただきこのお話はさせていただいております。人数にして今年は5倍以上の防衛省職員にお伝えできて感無量です。

そして、この管理職研修をやると必ず出るコメントは「もっと早く知りたかったです。

さまざまな“違い”は個の違いであることが基本ですが、大きな傾向値を知るスタンスは組織のコミュニケーションをより良くしていくためにはとても重要だということ。

長年コツコツお伝えしていくと、最近とても伝わる感じが実感できてうれしいです。

posted by Yukiko at 15:37| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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