2014年05月14日

アナと雪の女王、2人の成長物語

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『アナと雪の女王』3月の公開以来、ものすごい人気ですね。
公開早々観に行きまして
「これはやはり女性活躍推進物語だわ!」と思いつつも
「まだ観に行ってないから話さないで!」と言われることも多く
ずっと控えておりましたが、GWも過ぎ、そろそろネタバレ有りでも
よかろうか〜、ということで少し語らせていただきます<(_ _)>

まずは、ディズニー・アニメーション・スタジオの長編映画において、
「史上初の女性監督」が手掛けているということ
「W主人公」
「ロマンティック・ラブ」ではなく「真実の愛」がテーマ
といった新しい試みの数々に価値の多様化を感じ入りました。

「W主人公」ということで、姉妹それぞれの成長する軸も女活に重なるポイントがあります。

氷の魔法が使えるという能力があるが故に「自分を抑え、いい子であれ」という“教え”に縛られて
ずっと不安を抱えて生きてきた姉のエルサは、
誰か(今までだったら王子様)が呪縛から解放してくれるのではなく、解放するのは自分だと知る。
自分(の心)を開放し、美しい氷の宮殿を作り上げながら「Let it Go」を歌い上げるシーンは
同じように周りから「いい子であれ」という呪縛を受けてきた人の心の琴線を奏でまくること間違いなし。

ただ、この映画のリアルなところは、単に「自己解放して幸せ!」で終わらないところです。
最後、エルサの幸せは、自己解放の象徴であった「氷の宮殿」にあるのではなく、
国に戻り、民を幸せにするため社会をつくることに見出している(ように感じました)

幸せを感じつづける人生を送るには「自己中では限界があるよ」と描かれていることが、
大人力向上委員会としては嬉しい限り。

一方のアナ
外の世界を知らず、他者と関わり合うことの経験値の少なさから
出会ってすぐの男性に自分の理想を勝手にあてはめ、恋に落ちてしまう。
従来はその「ロマンティック・ラブ」をあおっていたディズニーが、
まんまとその恋を砕かせ、雪だるまのオラフにこう語らせる。
「Love is putting someone else's needs before yours.」
自分が溶けるのもいとわず、これぞ「真実の愛」というものを
オラフに教えてもらって、ようやくアナも
「だって、私がその人を好きなんだも〜ん!」とかではない
「相手を慮り相手の望むことを与えることができる人」になるという
これまた大人力向上委員会としては嬉しい描かれ方なのです。



ディズニーの「プリンセス・シンドローム」贖罪映画はまだまだ進化していきますね。
「自分を自己中から自分で解放することが幸せ実感力向上なのだ!」
多くの女性を力づける作品をこれからも期待します。

おまけ
アナと雪の女王あなたはどっち?なる公式サイトも発見
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エルサ派多しですね。
大人の女性の支持率が高いようなので自己投影しやすいのはエルサということでしょうか。
posted by Yukiko at 14:21| ★これは、おススめ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする