2015年03月25日

自分の中のバイアス・思い込みの枠について考える

先週、LUMINEの「働く女性を応援するスペシャルムービー」と銘打った動画CMが炎上しました。
現在、LUMINEのHPこじんまりとお詫びが載っていて、
その動画も消されており、炎上の中身経緯をご存知ない方はこちらのブログをご参照くださると理解できるかと存じます。

今回のびっくりは、Facebookでもコメントしましたが、制作会社にも、LUMINEにも
何階層もあるであろう決裁プロセスが「これイカンやろ。」と疑問を呈することなく進行したこと。
システムにダイバーシティが入ってなかった、もしくは受容していなかったということです。

LUMINEはもう10年も尾形真理子さんと蜷川実花さんタッグの素晴らしいポスター作ってるわけですから、横でもしっかり連携していただきたいです。
今回のキャッチコピーも深いですね。尾形真理子さん、本当にすごい。
恋は奇跡。愛は意思。
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さて、他から指摘されないと(刺激を受けないと)自分の価値観(思い込み)の枠に気づけないというのは世の常だと感じた事例をもうひとつ。

毎週日曜13時スタートの「噂の!東京マガジン」(TBS系)
もう26年続いているこの老舗番組の人気コーナーは「やって!TRY」。
取材班が街ロケに出向き、適当に選んだ若い女性に料理を実演してもらうという内容はスタート時から変わらない。

シューマイを作れと言われて、蒸籠に直火をかけて炎上したり
錦糸卵を金紙卵と理解していて金色の紙を折って作った容器にスクランブルエッグらしきものを入れたり、中々、ぶっ飛んだつわもの”料理を披露する若い女子をさんざん紹介したあと
スタジオで、プロに同じ内容の料理を作ってもらい、「こう作りましょうね!」という教育?するコーナー。

四半世紀脈々と続けているが、ターゲットは「TRY女子の皆さん」と称して
街ゆく「若い女性」のみ、固定、変わらず・・・なのである。

なぜ「若い女性」なのか?
絵的に面白いのは「若い女性」だという理由は何か?
若いも若くないも含め「男性」ならどうなのか?
若くない「女性」はなぜ含まれないのか?

「家庭料理の出来なさ加減を笑う(憂う)目的」として考えたときに透けて見えるモノは
「家庭料理は女性がつくるもの」という前提条件

若くない「女性」は家庭料理を「作れて当たり前」ゆえに「失敗したら笑えない(シャレにならない)」から声をかけない。
若いも若くないも「男性」は家庭料理を「作れなくても当たり前」ゆえに「(失敗しても当たり前で)面白くない」から声をかけない。

若い「女性」は「作れて当たり前」の属性だが、経験値が少なく、作れない人も多いだろう。これって、作れないことをみんなで笑っていい対象だ。

こういったバイアスの積み重ねが四半世紀も脈々と続いており、今も、疑問を持たないで
乗せられて笑っちゃうことにあるような気がします。

何の事前準備もなしに、人前で、いきなり、シューマイやら錦糸卵を、美味しく、美しく作れる人ってそんなに沢山いるだろうか?
新橋あたりで「やってTRY」実際ロケしてみたらどうか。

女性の社会進出とともに男性の家庭での役割をもっと考える時期に来ている日本
OECD加盟国「男性が家事をしないランキング」で堂々3位の日本

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日曜日の昼下がり、のんきに「家庭料理が出来ない若い女性」のみを笑っていて良いのでしょうか?

みなさんも自分のバイアス、価値観の枠、思い込みについて考えてみてください。
自分も何かしらのバイアスを持っているはず。
気づくには、違う価値観と触れ合うことが最も大事だと強く思った最近の出来事2件でありました。

posted by Yukiko at 10:28| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月19日

「君は●●の役割で良いだろう」ではなく「あなたに●●の役割を任せたい」

そろそろ期末〜期首の人事の異動に兼ねて
アセスメントの季節でもありますね。

コト・目的達成行動が価値機軸の男性脳はよくタイトル通りの言葉を使います。

「君は●●でいいだろう。」
「あなたは△△でいいよね?」

気持ち・目的そのものが価値機軸の女性脳には
「〜でいい」は、妥協間に合わせ的なニュアンスが含まれているように感じます。

男性脳的には全くそのつもりがない、悪気が無いことは理解できますが
言葉を大切に紡ぎ積み重ねる女性脳にとっては信頼関係が揺らぐポイントとなるので
心に留めていただきたいと思います。

このところ、異動人事で
「メンタル不全になった人たちが復職(し社会適応をリハビリ)する部署室課」や
「年功序列の弊害による、職級は高いけれども管理職にはなれないに人たちを束ねる部署室課」
にベテランの女性社員をリーダーとして、
「時には彼らに寄り添い、時には鼓舞しながら、仕事を前向きに取り組みさせる」
といった役割を任命されるケースをよくききます。

その際に

「今回の人事は昇格とか昇給と関わりは無いんだけど、肩書きって要るからね」
「グループリーダーでいいかなと思ってる。」「なんか女性活躍っぽいよね」

・・・と言われて、顎がブラジルに着きそうになりましたとご報告いただいたこともあります。


会社ゲームという双六を進めるにあたって会社ごとに色んなルールがあるでしょう。
40歳を過ぎたあたりから男女関係なくアウトプットに対して見合うポストがすくなく
どんなに成果を出しても昇進昇格昇給が伴う役割任命にならないことも多々あることは
双六を進めていくうちに暗黙知で学ぶもの。
(※そもそも双六だなんて思わなくて参加しているのが多くの女性脳ですがこれはまた別の話。)

話を戻しますが、
しかし、結論は変わらなくとも、せめて、その、伝え方は工夫できる。

昇格昇給が伴わないという、その【結論】だけ先に言うのではなく
担ってもらうその役割がいかにこの組織に必要かと【目的】と【存在意義】と
その役は「あなたの資質、経験、能力が活かせる」という【期待値】を伝えて
「グループリーダーいい」ではなく、「グループリーダーいい」としっかり任命してほしい。
結論はそのあとでも問題は無い。


作業のみしか求めていないなら、結論ファーストコミュニケーションで構わないと思いますが
「昇格も昇級もないけど、質の高いアウトプットと周囲のマネジメントをよろしく。」
と言ってモチベーション高く仕事に従事できる人はそうそういません。

「で、いい」コミュニケーションはそう思われる引き金になると肝に銘じで
「が、いい」コミュニケーションで責任を取る。そんな上司を増やしていきたいです。

話が変わりますが、本日は、木曜ドラマ「問題のあるレストラン」の最終回。
オンタイムでは中々見られませんでしたが
男性社会を生き抜く働く女性にとって非常に考えさせるテーマが
全10回の中にたくさんあって非常に面白かったです。

クソムカツク社長は「でいい」コミュニケーションの最たる態で
今日の最終回は、どうなるのか楽しみです。

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posted by Yukiko at 16:18| ☆男性脳・女性脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月12日

ビジネスマナーのきほん

3月13日明日、SHOEISYAより「ビジネスマナーのきほん」が発売されます。
Woomaxの松本昌子が監修しました。
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見やすい、わかりやすい!を心がけたと監修者・松本昌子の談でございます。
身だしなみや挨拶、電話対応、訪問・接客
ビジネス文書・メール作成、冠婚葬祭・・・などなど、
多岐にわたるビジネスマナーから<必ず>知っておきたいことを厳選して紹介しております

アツコ先輩として本人も登場しております。
ぜひ、今年の新入社員へのプレゼントはこの本で!!

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posted by Yukiko at 13:57| ★注目! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月04日

握手の効力

先ほど、内閣府中央合同庁舎で有村治子国務大臣 女性活躍・行政改革・国家公務員制度担当 内閣府特命担当大臣にお会いすることが出来ました。

本日は、2014年ミス・ワールドの河合ひかるさんと準ミス・ワールドの吉岡仁美さんが、
国際貢献・女性の尊厳・地位向上を理念に掲げ、64年の歴史を積み重ねてきた
ミス・ワールド』の活動を有村大臣にお話しさせていただくという機会で、
ミス・ワールド・ジャパン2015実行委員会オフィシャルアドバイザーを
務めさせていただくことになった私も臨席させていただきました。

今回、大臣は、まず握手で我々を迎えてくださいました。
その後、座ってお話しさせていただいたのですが、
ミス・ワールドの社会貢献活動についての話が
終わったころ、再度、ミスの二人に握手を求められ、

「日本では日常の挨拶で握手まですることはあまり少ないと思うけど
 しっかり練習したほうが良いですよ。」

というアドバイスをくださいました。

「なぜならば、「握手」で、その人の想いや信念、それに対する行動力が測れる
 握り返す力、握り返し方が弱ければ、意思を持っていないと判断される。
 政治家は握手の0.3秒でその人を判断する。せっかくの素晴らしい活動も
 握手が弱いと意思の弱い受動的な活動と誤解されるリスクがある。主体的に能動的に
 自ら行動していることを伝えるために、海外での活動を意識するなら尚のこと
 握手の印象を良くすることを意識したほうが良い。」
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背筋が伸びる思いでした。
一番最初のご挨拶の握手、私は「大臣の手、暖かいなあ。私の手は冷たくて申し訳ないわ」
・・・なんて、のん気に考えていたので、さぞ弱い握手であったことでしょう。

「初めまして」のご挨拶はそんな“反応”をしていてはいけない。
しっかり「目的」を持ち「自分の意思」を伝えるつもりで対峙することが礼儀。
なぜならば、人と人の出会いは「一期一会」だから。

あらためて、非言語で相手に伝わることは握手に限らず様々ある。
どんな時も意識していきたいと心を新たにさせていただきました。

有村大臣に、私の本業であるダイバーシティ推進・女性活躍推進にかかわる活動で
この「握手の効力」についてのお話をさせていただいても良いかお伺いを立てたところ
快諾いただいたので早速ブログでご紹介させていただきました。

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↑の写真は、有村大臣を囲むミスのお二人と、2013年からミス・ワールドのオフィシャルアドバイザーを担当されている元・フジテレビアナウンサー 美道研究家のHIROKOさんです♪

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そして、今回ミスのお二人が大臣にお土産としてお渡ししたのは
同じく公式アドバイザーである手漉き和紙を普及する会PIARAS代表の木南裕美子さんプロデュースの『ミス・ワールド』ロゴマークの透かしが入った手漉き和紙の懐紙ですぴかぴか(新しい)
大臣はお抹茶が大好きとのことで、懐紙も日常的にお使いとのこと
手漉き和紙のことも襞の作り方まで良くご存知でとても喜んでくださいました。

posted by Yukiko at 14:24| ☆ダイバーシティ・女性活躍推進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする